湿度計センサーというものをご存知でしょうか。今では夏になると連日のように、熱中症に注意をするようにと呼び掛けられています。この熱中症は気温と湿度の相乗効果で発症をするもので、気温であれば26度以上、湿度が80パーセントとなったら発症リスクがあると気象庁では見解を述べています。健康で若い方だと自分で暑い・蒸し暑いと感じることでしょう。

ところが高齢者だと感覚が鈍っており、感じることができません。湿度計センサーを設置をすることで、客観的に湿度を知ることが可能です。高齢者施設は全国各地に数多くあり、どこでもお年寄りが集団で生活を共にされています。限られた職員でお世話をされているため、ひとりで空調管理までおこなうのは大変なものです。

そこで活用したいのが湿度計センサーで、設置をすることを厚労省でも推奨されています。このセンサーは赤外線を空間内に照射をして、水蒸気の分量を観測することが可能です。昨今では単体ではなくエアコンの付加価値として搭載されており、この商品ならなお一層便利に利用できるでしょう。クラウドタイプというものもありますが、この場合はスマートフォンに専用アプリケーションをインストールして活用します。

遠隔操作で空調機を操作することができ、湿度計センサーのタイマーを作動させれば、年間を通して快適な室内環境を維持できるわけです。高齢者施設では特に導入をして、良い室内にすることが望まれます。